伊豆 湯河原温泉へ
奥さんと私の2人で久しぶりに温泉に行こうということになりました。今回、選んだのは伊豆 湯河原温泉。関東圏からあまり遠くない温泉ということと、ちょうど行こうと思った6月ごろに蛍が見れる、ということが理由です。蛍は1年中見れるわけじゃない。せっかく行くのだったら今しかないイベントがあるところにしよう、という気持ちからです。もう1つの理由はハイキングコースがあったこと。2人ともハイキング好きなのです。今回は2泊3日の旅にしました。
湯河原にいく途中に小田原をとおるので小田原城に立ち寄りました。あいにく小雨まじりの天候でしたが、しっとりとした雰囲気の小田原城をみることができてかえってよかったくらいです。観光客も少なくて静かな時間を過ごすことができました。紫陽花がきれいに咲いています。
小田原城の敷地のなかには、なんと動物園があってリスやプレイリードッグのような小動物の他にゾウまでいます。囲いが壊れてもゾウが逃げ出さないように囲いの内側にお城の堀のような溝が掘ってありました。なんだか寂しそうなゾウの表情が印象的でした。
小田原城を後にし、車でまずは1日目の宿、湯河原温泉 お宿 ながおを目指します。ここは「山間の小さな宿ですが、豊富な温泉と新鮮な魚介類の刺身と和食の創作料理が自慢です。」と紹介されていて料理自慢という点が決めてになって選びました。藤木川沿いに湯河原のにぎやかな中心部を超えて行き、まわりが閑静な雰囲気になったころ、表通りから1本入ったところにあるので少し迷いながら旅館にたどり着きました。
旅館についた頃には夕方近くになっていました。荷物をおろして一息ついた後、ちょっと出てみようかということになり、不動滝にいってみることにしました。旅館は奥湯河原にあり不動滝は湯河原の中心部の端のほう、奥湯河原よりにあります。旅館から20分ほど、温泉のお湯を通す大きなパイプがあるのを眺めたりしながら歩いていきました。そこから少し山側に入ればそこはもう不動滝。滝のまわりに木の階段が組んであってわりと近くで眺めることができます。落差は15mほどですが水量が豊か。滝のまわりはマイナスイオンがふんだんに発生するといいますが、落ち着いた気分になります。私達の旅館は少し離れたところにあるので車でこないといけないのですが、このあたりの旅館に泊まっていれば、湯上りの散歩にちょっと訪れてみるいい場所だと思います。滝の近く、温泉街の中心部を少し歩きましたが、いたるところから温泉の湯気が立ち上っていて気分を盛り上げてくれます。
旅館にもどり温泉と食事。温泉は源泉100%の掛け流し。ぽかぽかになります。温泉で旅の汗を流し浴衣に着替えて夕食。温泉の醍醐味ですね。食事は相模湾の新鮮で豊富な海の幸と箱根連山の山の幸をふんだんに使った一品料理、とのこと。お刺身や大きなあわびの姿煮などのさもありなんというメニューの他に旅館のオリジナル豆腐やエリンギの土瓶蒸し風の料理など個性的な創作料理が振舞われました。お酒も少し入り、結構疲れていたのでしょうか、食事のあとは早い時間に寝てしまいました。
2日目のメインイベントはハイキング。旅館で朝ご飯を食べるとそそくさと荷物をまとめ、ハイキングの開始地点、車で幕山公園を目指しました。幕山公園は駐車場もあるし、フレッシュジュースやお土産が売っている売店もあって起点としては最適。ここから幕山山頂を最初の目的地にして歩き始めます。少し天気が悪かったので山歩き用の合羽タイプのズボンを穿き長袖のポロシャツ、リュックサックといういでたち。幕山公園から幕山への入り口を見つけるのに少し迷いましたが、無事ハイキングコースにでました。幕山山頂まで2kmほどあり山頂につく頃には汗だくになりました。
山頂からの景色はとてもきれいで突き出した岬や湯河原の町が見渡せます。ここで一息。途中のお弁当屋さんで買ったおにぎりやサンドイッチで腹ごしらえをしました。曇はぶ厚く空一面を覆っていましたが心配していた雨は降らず、日差しに照りつけられることもなくちょうどいい天気になりました。合羽タイプのズボンを穿いていると暑いのですが、山道を歩くので脱ぐわけにはいきません。
幕山のくだり次の目的地、自観水を目指します。ここは自害水とも呼ばれる池で、石橋山の合戦に破れて自害を決意した源頼朝が水面に映った自分のあわれな姿をみて、再起を決意したといわれる伝説の地です。開けた道から細い小道を50mほど奥に入った先に、そんなに大きいわけでも特別に美しいわけでもない池が見つかります。落ち延びる途中の頼朝が不安な、投げやりな気持ちでこの池を覗きこんだのかと思うと、つきなみな表現ですが歴史のロマンを感じずにはいられません。
開けた道まで戻り白金林道を歩きます。白金林道は両側に樹木が並び、少しくたびれた白っぽい舗装が施された道です。少し前までは舗装されていないガレ道だったとのこと。ハイキングには舗装される前のほうがよかったかもしれません。白金林道の舗装路をしばらく進み、次の目的地、しとどの窟を目指すために山道に入ります。息があがりながら細い登り坂を登っていくと少し暗い小さな広場にでます。ここがしとどの窟。ここは上のほうの岩がせり出してきていて雨風を防げるようになっています。せり出している岩の間から少しだけ水が落ちてきていてすごく小さな滝になっています。ここは石橋山の合戦に破れた源頼朝一行が、追手の目を逃れるために隠れたところ。中には20体余りの石仏があります。ちょっぴり秘境ムード。神奈川県の指定史跡にもなっているそうです。
しとどの窟を後にし、出発地の幕山公園を目指して帰ります。わりと平坦な道をゆっくり歩いていきます。もう幕山公園の敷地内に入っているのでしょう、川が段々に流れ紫陽花が綺麗に咲いているところにでます。ベンチも置いてあり、ああ帰ってきたなあと感慨に耽ります。幕山山頂、自観水、白金林道、しとどの窟と見所の多いハイキングコースでした。
ハイキングを終えて、2日目の旅館にチェックインに向かいます。2泊するうちの1泊は老舗旅館にしようと相談して伊藤屋
を選びました。ここは明治21年創業の老舗で温泉地の中央、万葉公園の入り口に位置しています。島崎藤村が「夜明け前」の構想を練った旅館で、徳大寺公爵、黒田清輝、円朝、有島武朗などの定宿だったそうです。また、二・二六事件で牧野伸顕伯が襲撃された舞台として歴史に名を残しているそうです。磨き上げられたケヤキの階段を登ると客室。居間と寝室の2間ありとてもゆったり過ごすことができます。まずは温泉でハイキングの汗を流します。お風呂は貸切露天風呂と大浴場があります。貸切露天風呂は事前に予約するタイプではなくて使うときに鍵をかけるタイプ。時間制限をつけて占有しないようにしてありました。大浴場は窓を大きくとって見晴らしがよく開放感があります。1日体を動かしたので温泉につかると疲れがとれます。
まだ夕食まで少し時間があるので、近くの万葉公園を散策することにしました。万葉公園はこの地にこんこんと湧いていた温泉を歌った万葉集の歌のゆかりから名づけられたそうです。すぐ側に足湯のテーマパークという趣きの足湯施設 独歩の湯がありました。なかなか面白そうな場所です。もう閉館していたので明日帰る前にぜひ来ようと奥さんと相談しました。
伊藤屋
に戻り夕食。冬場は島崎藤村が好んだ鍋をそのまま再現したとうそん鍋という料理があるそうなのですが、6月は通常のメニュー。旬の食材がふんだんに使ってあって大満足。部屋でリラックスして食べることができました。部屋で食べるのと大広間で食べるのとでは、大広間で食べるほうが出来上がったらすぐ熱々のうちに食べられるのに対して、部屋で食べると何回かにわけてまとめて持ってこられるので少し冷めたりもしますが、他のお客さんに気兼ねなく食べられるのはいいですよね。
食後に今回の目玉の1つ、ほたるの宴。万葉公園のそばの花木園において、飛び交うゲンジボタルを鑑賞できます。乱舞する、というところまではいきませんが、あっあそこに光っている、こっちにも!という感じ。これはこれで趣があって楽しく過ごせました。私の奥さんは子供の頃、彼女のおじさんがシャツの中にほたるを一杯いれて、ほたるを食べたらこうなったと言ってからかわれたそうです。ほたるを見るのは随分久しぶりです。
同じ時期に隣接する観光会館で花菖蒲展も開催されています。見事な花菖蒲が会館いっぱいに飾ってあります。
一度旅館に戻って用意をし、昨日下見をした足湯施設 独歩の湯に向かいます。開場時間にちょうどついたので最初は人が少なかったのですが、時間が経つにつれてどんどん人が増えていきました。ロッカーに靴を預けサンダルを借ります。ズボンの人は膝くらいまでまくって入ります。施設の中には、底が色々なかたちをした小さなお風呂がたくさんあります。底のかたちによって、いろいろな足の裏のツボを刺激するようになっていて、効能もいろいろです。膝から下くらいの深さしかないのに暖まってきて少し汗ばむくらい。いろんなお風呂に順番に入って気分も変わって楽しいです。それと開放感。屋外施設のいいところだと思います。この独歩の湯は円形の施設で四方に白虎、玄武、青龍、朱雀の門があり、ミニチュアピラミッドのような山や小川が風水にのっとって配置されているそうです。風水の効果のほどはわからないですが、すごく楽しめる施設です。
帰りに藤沢と平塚と海老名の間くらいあるピッツェリア ヴェルデというイタリアンのお店に寄ってお昼ご飯にしました。ピッツァとパスタ両方食べてみたのですが、断然ピッツァがおいしいお店だと思いました。近くにあったらまた行きたいのですが、なかなかこのあたりまでくることがないのが残念です。
■1日目 小田原城、不動滝、湯河原温泉 お宿 ながお
湯河原にいく途中に小田原をとおるので小田原城に立ち寄りました。あいにく小雨まじりの天候でしたが、しっとりとした雰囲気の小田原城をみることができてかえってよかったくらいです。観光客も少なくて静かな時間を過ごすことができました。紫陽花がきれいに咲いています。小田原城の敷地のなかには、なんと動物園があってリスやプレイリードッグのような小動物の他にゾウまでいます。囲いが壊れてもゾウが逃げ出さないように囲いの内側にお城の堀のような溝が掘ってありました。なんだか寂しそうなゾウの表情が印象的でした。
小田原城を後にし、車でまずは1日目の宿、湯河原温泉 お宿 ながおを目指します。ここは「山間の小さな宿ですが、豊富な温泉と新鮮な魚介類の刺身と和食の創作料理が自慢です。」と紹介されていて料理自慢という点が決めてになって選びました。藤木川沿いに湯河原のにぎやかな中心部を超えて行き、まわりが閑静な雰囲気になったころ、表通りから1本入ったところにあるので少し迷いながら旅館にたどり着きました。
旅館についた頃には夕方近くになっていました。荷物をおろして一息ついた後、ちょっと出てみようかということになり、不動滝にいってみることにしました。旅館は奥湯河原にあり不動滝は湯河原の中心部の端のほう、奥湯河原よりにあります。旅館から20分ほど、温泉のお湯を通す大きなパイプがあるのを眺めたりしながら歩いていきました。そこから少し山側に入ればそこはもう不動滝。滝のまわりに木の階段が組んであってわりと近くで眺めることができます。落差は15mほどですが水量が豊か。滝のまわりはマイナスイオンがふんだんに発生するといいますが、落ち着いた気分になります。私達の旅館は少し離れたところにあるので車でこないといけないのですが、このあたりの旅館に泊まっていれば、湯上りの散歩にちょっと訪れてみるいい場所だと思います。滝の近く、温泉街の中心部を少し歩きましたが、いたるところから温泉の湯気が立ち上っていて気分を盛り上げてくれます。旅館にもどり温泉と食事。温泉は源泉100%の掛け流し。ぽかぽかになります。温泉で旅の汗を流し浴衣に着替えて夕食。温泉の醍醐味ですね。食事は相模湾の新鮮で豊富な海の幸と箱根連山の山の幸をふんだんに使った一品料理、とのこと。お刺身や大きなあわびの姿煮などのさもありなんというメニューの他に旅館のオリジナル豆腐やエリンギの土瓶蒸し風の料理など個性的な創作料理が振舞われました。お酒も少し入り、結構疲れていたのでしょうか、食事のあとは早い時間に寝てしまいました。
■2日目 幕山ハイキング、伊藤屋、ほたるの宴
2日目のメインイベントはハイキング。旅館で朝ご飯を食べるとそそくさと荷物をまとめ、ハイキングの開始地点、車で幕山公園を目指しました。幕山公園は駐車場もあるし、フレッシュジュースやお土産が売っている売店もあって起点としては最適。ここから幕山山頂を最初の目的地にして歩き始めます。少し天気が悪かったので山歩き用の合羽タイプのズボンを穿き長袖のポロシャツ、リュックサックといういでたち。幕山公園から幕山への入り口を見つけるのに少し迷いましたが、無事ハイキングコースにでました。幕山山頂まで2kmほどあり山頂につく頃には汗だくになりました。
山頂からの景色はとてもきれいで突き出した岬や湯河原の町が見渡せます。ここで一息。途中のお弁当屋さんで買ったおにぎりやサンドイッチで腹ごしらえをしました。曇はぶ厚く空一面を覆っていましたが心配していた雨は降らず、日差しに照りつけられることもなくちょうどいい天気になりました。合羽タイプのズボンを穿いていると暑いのですが、山道を歩くので脱ぐわけにはいきません。
幕山のくだり次の目的地、自観水を目指します。ここは自害水とも呼ばれる池で、石橋山の合戦に破れて自害を決意した源頼朝が水面に映った自分のあわれな姿をみて、再起を決意したといわれる伝説の地です。開けた道から細い小道を50mほど奥に入った先に、そんなに大きいわけでも特別に美しいわけでもない池が見つかります。落ち延びる途中の頼朝が不安な、投げやりな気持ちでこの池を覗きこんだのかと思うと、つきなみな表現ですが歴史のロマンを感じずにはいられません。
開けた道まで戻り白金林道を歩きます。白金林道は両側に樹木が並び、少しくたびれた白っぽい舗装が施された道です。少し前までは舗装されていないガレ道だったとのこと。ハイキングには舗装される前のほうがよかったかもしれません。白金林道の舗装路をしばらく進み、次の目的地、しとどの窟を目指すために山道に入ります。息があがりながら細い登り坂を登っていくと少し暗い小さな広場にでます。ここがしとどの窟。ここは上のほうの岩がせり出してきていて雨風を防げるようになっています。せり出している岩の間から少しだけ水が落ちてきていてすごく小さな滝になっています。ここは石橋山の合戦に破れた源頼朝一行が、追手の目を逃れるために隠れたところ。中には20体余りの石仏があります。ちょっぴり秘境ムード。神奈川県の指定史跡にもなっているそうです。しとどの窟を後にし、出発地の幕山公園を目指して帰ります。わりと平坦な道をゆっくり歩いていきます。もう幕山公園の敷地内に入っているのでしょう、川が段々に流れ紫陽花が綺麗に咲いているところにでます。ベンチも置いてあり、ああ帰ってきたなあと感慨に耽ります。幕山山頂、自観水、白金林道、しとどの窟と見所の多いハイキングコースでした。
ハイキングを終えて、2日目の旅館にチェックインに向かいます。2泊するうちの1泊は老舗旅館にしようと相談して伊藤屋
まだ夕食まで少し時間があるので、近くの万葉公園を散策することにしました。万葉公園はこの地にこんこんと湧いていた温泉を歌った万葉集の歌のゆかりから名づけられたそうです。すぐ側に足湯のテーマパークという趣きの足湯施設 独歩の湯がありました。なかなか面白そうな場所です。もう閉館していたので明日帰る前にぜひ来ようと奥さんと相談しました。
伊藤屋
食後に今回の目玉の1つ、ほたるの宴。万葉公園のそばの花木園において、飛び交うゲンジボタルを鑑賞できます。乱舞する、というところまではいきませんが、あっあそこに光っている、こっちにも!という感じ。これはこれで趣があって楽しく過ごせました。私の奥さんは子供の頃、彼女のおじさんがシャツの中にほたるを一杯いれて、ほたるを食べたらこうなったと言ってからかわれたそうです。ほたるを見るのは随分久しぶりです。同じ時期に隣接する観光会館で花菖蒲展も開催されています。見事な花菖蒲が会館いっぱいに飾ってあります。
■最終日 観光朝市、独歩の湯
毎週日曜日の早朝6時から午前9時頃まで観光会館前の広場で観光朝市が開催されます。旅館で朝ご飯をすませ朝市をのぞいてみることにしました。紫陽花や向日葵のにおい袋や佃煮などをお土産に買いました。のんびり買い物するのって楽しいですよね。
一度旅館に戻って用意をし、昨日下見をした足湯施設 独歩の湯に向かいます。開場時間にちょうどついたので最初は人が少なかったのですが、時間が経つにつれてどんどん人が増えていきました。ロッカーに靴を預けサンダルを借ります。ズボンの人は膝くらいまでまくって入ります。施設の中には、底が色々なかたちをした小さなお風呂がたくさんあります。底のかたちによって、いろいろな足の裏のツボを刺激するようになっていて、効能もいろいろです。膝から下くらいの深さしかないのに暖まってきて少し汗ばむくらい。いろんなお風呂に順番に入って気分も変わって楽しいです。それと開放感。屋外施設のいいところだと思います。この独歩の湯は円形の施設で四方に白虎、玄武、青龍、朱雀の門があり、ミニチュアピラミッドのような山や小川が風水にのっとって配置されているそうです。風水の効果のほどはわからないですが、すごく楽しめる施設です。帰りに藤沢と平塚と海老名の間くらいあるピッツェリア ヴェルデというイタリアンのお店に寄ってお昼ご飯にしました。ピッツァとパスタ両方食べてみたのですが、断然ピッツァがおいしいお店だと思いました。近くにあったらまた行きたいのですが、なかなかこのあたりまでくることがないのが残念です。