世界のクリスマス・ケーキ ~ドイツ シュトーレン
シュトーレン(Stollen)は、イーストで発酵させたバターたっぷりのパン生地に、ドライフルーツ、ナッツ、ラム酒漬けのレーズン、アーモンドスライスをふんだんにいれます。最後にジンジャーやシナモンなどスパイスを加えて楕円形に焼きあげ、表面は真っ白なシュガーパウダーでおおいます。日持ちがするお菓子で、2〜3週間後が食べ頃です。日がたつにつれてドライフルーツの甘味もまろやかになってきます。
ドイツの家庭では、クリスマスの1ヶ月前の降臨節にシュトーレンを焼いて4本のキャンドルを用意しておきます。日曜日ごとに1本ずつキャンドルに火をともし、シュトーレンを薄く切り分けて家族で少しずつ食べます。4本のキャンドル全てに火がともり「シュトーレン」を食べ終える頃になると待ちに待ったクリスマスがやってくるという趣向です。
シュトーレンという名前の由来は、寒さから大切な赤ちゃんを守るためにありったけの衣類をまとわせた姿に似ているところからこの名がついたという説や、中央が盛り上がった形がイエス・キリストを毛布でくるんだ姿に似ているところから名づけられたという説、イタリア語「シュトラ(ローマ婦人の法衣の意)」が語源だという説、細長い山型なのでシュトレン(坑道)と呼ぶ説、昔シュトーレンという王様がクリスマスに貧しい人にこのケーキを配ったところから名づけらたという説など諸説あります。キリストの枕とも言われます。