夏を迎えてPCの音が耳につくようになってきました。PCが家電に近づくためにはキーボード操作よりも、この動作音を何とかしないといけないと思います。PCを使うのに電源を入れてWindowsが起動するのを待つのは苦痛です。これを解消するには今の技術では常時電源をONにしておくくらいしか思いつきません。そうすると部屋にいる間ずっとブーンという音を聞き続けなくてはいけなくなります。この音がとにかく疲れるのです。
PCの騒音を苦痛に思うのはなにも私だけではないようで、ここ4,5年くらいでしょうか、静音というキーワードはメジャーなキーワードとして定着しています。静音のためのパーツ、例えば直径が大きくて回転の遅いFANであるとか、温度に応じてFANの回転数をコントロールするものや、防音素材を使ったシートなどです。CPUやグラフィックカードの性能を落として、その分冷却用のFANを取り付けなくてもいい製品を選ぶかたも多くなっています。ハードディスクドライブをお弁当箱のようなケースで覆って音が外に出にくくするというものもあり私も導入しています。
この静音グッズ、静音パーツのなかで最も先端を走っているのは水冷キットだと言えると思います。FANが騒音の大きな要素であれば冷却をFANに委ねるのではなく、水冷にしてしまおうというものですが、電子製品のなかに水をとおすホースをはわせる仕組みになっていて、上級者向けというか、キワモノとしてみられるのも不思議ではありません。ただ、NECがメーカ製PCにも水冷のものを投入したりと徐々に一般化しつつあるのも事実です。
私は今回ZALMAN Reserator1 Plusという水冷キットを導入してみました。これは直径約15cm、高さ約60cmの巨大な黒いポールをPCの外に立てるというもの。このポールのなかを水が流れてCPUとグラフィックカードの熱を冷やしてくれます。このポール、置いてみるとなかなか壮観です。あまり意味はないのですが、大物を買った!という満足感がこみ上げます。
PCの内部の取り付けも説明書にしたがって30分程度で済みました。特に難しいところはないので。パーツの交換を普通にできる人手あれば問題なく取り付けることができると思います。取り付けの時に感じるのは各部品の完成度の高さです。とてもしっかり作ってあります。水冷キットというと数年前までは粗さが目に付くことが多かったですが、随分と変わったものです。
使ってみるとその静音性能に驚かされます。私はファンレス電源を使っているので、Reserator1 Plusを使うと、FANが全く無くなります。もう、ブーンという音に悩まされる必要はないのです。この快適さは1度味わうと手放せなくなります。ぜひ使ってみてください。非常に完成度の高い製品で、いい買い物をしたと大満足しています。